東洋大(埼玉)は9日、埼玉県朝霞市のキャンパスで入学式を行った。
新入生代表で宣誓したのは武蔵野第一高(埼玉)で榛名(日本ハム)とともにWエースを形成した“カグヤン”こと加具山直人投手(1年)。
すでに同大の硬式野球部で練習中の同投手は「やるからには日本一を目指したい」と高校時代に逃した全国制覇を誓い、初の大学日本一をめざす同大での活躍を期す。
新入生の春がきた。東洋大では約1000人の学士入学者を代表して加具山の名が呼ばれた。トレードマークのイガグリ頭はそのまま。スーツ姿が初々しい。そして、宣誓が見事だった。
「少子高齢化でいま日本は崩れつつありますが、よい社会になるよう努力していきたい…」
舌が絡まりそうな文面をスラスラと読み上げた。会場からは盛大な拍手。東洋大の“カグヤン”として最高のスタートを切った。
これまで榛名を支える“名脇役”だったが、東洋大では“主役級”の扱い。新入生代表に加具山を選んだ理由を同大広報部は説明する。
「宣誓は一発勝負なので大舞台に慣れている生徒がいいと思いました。加具山クンは甲子園を経験しているし、品行方正な青年ですから」
加具山は3年夏の甲子園に背番号『18』で全国デビュー。“カグヤン”として人気を博したが、もちろん、本人に浮かれたところはない。
「まずは、じっくり体作りから。先輩からは練習に対する姿勢を学びたいですね。やるからには日本一を目指してがんばります」
すでに1カ月前に入寮を済ませ、2週間前からは投球練習も開始した。太り過ぎた体重も5キロ減の68キロまで戻した。
武蔵野一高時代に逃した日本一を目指し、地道な基礎練習を続けている。
ちなみに“悪友”の後輩・榛名とはいまも頻繁に連絡を取り合っている。先日は同じ高卒ルーキーの西武・高瀬(桐青高)が一軍登板すると早速電話が鳴った。
「加具山サン、テレビ見て下さいよ。高瀬のやつ、めちゃ打たれて気分いいっす。ワハハハ!!」
喫煙事件で無期限謹慎を食らった榛名もようやく本来の元気を取り戻してきた。永遠のライバル、先輩として加具山も負けられない。
おおきく振りかぶって◎ひぐちアサ 37球目
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/comic/1127124365/10 より
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