9日、東京六大学リーグに新たな歴史が刻まれた。東京大学が明治大学とのプレーオフを制し、 念願のリーグ初優勝を果たした。
東大の大躍進の原動力となったのはやはり五年前に西浦旋風を巻き起こした西広辰太郎 外野手(22)であった。八回の裏、二死一、二塁で叶投手(三星学園高校)のフォークを巧く
すくい上げ起死回生の逆転スリーラン。最後のウイニングボールを捕ったのも彼だった。
「最後にフライを捕った瞬間、高校の練習試合で初めてレフトフライを捕ったことを思い出して思わず涙が出てしまいました」
西広選手は高校から野球を始め、最初は右も左もわからない状態だった。部員数の関係でで高校一年の時はベンチ入りしたものの、二年の時は一度もベンチに入ることはなかった。そこから一念発起し、三年の時に
レギュラーの座を掴んだ。高校時代は七番レフトで出場し、甲子園で活躍。引退後は「次は神宮で野球をしたい」と言い、東京大学に進学。そこで更にメキメキと力をつけ、二年の春から四番を任されていた。
「彼はどこで覚えたのか、科学的練習、特にメンタルトレーニングに関してはトレーナー以上の知識を持っている。彼は試合だけでなく練習の面でもチームの救世主だった」と監督は語る。
今や東大史上最強のスラッガーとなった西広選手。次に目指すのは大学野球選手権で名実ともに 東京大学がナンバーワンの地位をつかむことだ。
おおきく振りかぶって◎ひぐちアサ 31球目
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/comic/1122947797/423 より
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