(セ・リーグ、横浜2−0中日、17回戦、13日、横浜スタジアム)
昇竜の地団太が何度も横浜スタジアムに響いた。終わってみれば『0』の行列。
門倉とつなぐ今季初の零封リレーを演出したのは、ドラフト12巡目ルーキーの三橋だ。
「チームの勝利に結びついたことが、自分のキャリアの中で一番大きく、思い出となると思います」。
優勝経験もなければ、大歓声の中のお立ち台も三橋にとっては初めて。
顔を真っ赤にさせながらまくし立てた。
MAX110キロ止まり。先頭打者を6度出塁させ、1イニングに平均4被安打。
再三のピンチを招くが、ここから真骨頂だ。
相川のサインにも容赦なく何度も首を振る。「意図的にワンバウンドも入れた」。
チェンジアップ、カーブ、シュート、スライダーを折りまぜる幻惑投法で、無失点で切り抜けてみせた。
牛島監督も「不思議でご立派な投手。球が遅くても抑えられる。他の投手のお手本になるな」
と笑いが止まらない。速球派を差し置いて、異色の掘り出し物がいまや右腕エースの活躍だ。 ◆三橋について横浜・デニー投手コーチ
「不思議でも何でも抑えてくれたらいい。それにしても、再三のピンチをよく抑えてくれた」
おおきく振りかぶって◎ひぐちアサ その15
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/comic/1104856495/268 より
|